ツーリングスポット 近畿その3
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琵琶湖
琵琶湖は、滋賀県にある日本最大の湖である。奥琵琶湖パークウェイや、琵琶湖岸、瀬田の唐橋などのツーリングスポットがある。 奥琵琶湖パークウェイは、昭和46年に開通した、西浅井町月出峠から、つづら尾崎、菅浦、大浦を結ぶ総延長18.8キロのドライブウェイである。菅浦ゲートから月出ゲートまで一方通行の道路で、冬季は通行止めとなる。各所に展望台やパーキングがあり、眺望がすばらしい。道中から竹生島も臨める。 滋賀県道18号大津草津線は、滋賀県大津市から、途中、琵琶湖を近江大橋で渡り、草津市まで結ぶ道路で、琵琶湖岸道路と呼ばれている。昭和62年に日本の道100選に選定された。近江大橋の通行料は、100円である。 瀬田の唐橋は、琵琶湖から流れ出る川、瀬田川にかかる橋で、歌川広重の「近江八景」にも、「瀬田の夕照」として描かれた。壬申の乱や承久の乱など、多くの戦乱の舞台となったことでも有名で、再建を繰り返してきた橋である。日本三名橋、日本三古橋のひとつで、昭和61年には、日本の道100選にも選定された。「近江八景」は、このほか、「石山の秋月」「粟津の晴嵐」「三井の晩鐘」「唐崎の夜雨」「比良の暮雪」「堅田の落雁」「矢橋の帰帆」なども、琵琶湖湖南の景勝である。琵琶湖全体の景勝をまんべんなく選定した「琵琶湖八景」もあり、瀬田はここでも選ばれている。 琵琶湖周辺は、道の駅が多くあり、また、琵琶湖南部、または湖東、湖北に、駐車場・トイレを完備した都市公園湖岸緑地が点在しているので、気軽に休憩をとることができる。
比叡山ドライブウェイ
比叡山ドライブウェイは、京都と大津を結ぶ下鴨大津線と接続する田の谷峠ゲートから、滋賀県大津市にある比叡山山頂を結ぶ、約8キロの道路である。琵琶湖の景色を眺めながらのツーリングを楽しむことができる。終点の延暦寺東塔からは約11.8キロの奥比叡ドライブウェイになり、琵琶湖大橋付近の仰木ゲートまで続く。田の谷峠からの料金は、山頂手前のホテル前検札所までの往復で560円、山頂、または延暦寺東塔までの往復は1,120円である。奥比叡ドライブウェイを通り、仰木ゲートまで縦走すると1,610円、仰木ゲート手前の延暦寺横川までの往復は2,170円、周遊・縦走コースは2,660円となっている。なお、125cc以下のバイクは通行できない。また、奥比叡ドライブウェイに限って、日曜・休日はのバイク通行を禁止している。 田の谷峠ゲートからドライブウェイに入って、約2.5キロのところに夢見が丘展望台がある。大津と琵琶湖の景色が一望でき、カフェテラスもある。スーパースライダーや、サイクルモノレールといった、遊びの施設もある。 比叡山山頂には、ガーデンミュージアム比叡がある。モネやルノワールといった、フランス印象派の画家たちの作品をモチーフにした庭園である。庭園の中に、陶板として再現された名画45点が展示されている。 延暦寺は、最澄が開山した天台宗の総本山で、世界文化遺産に登録されている。比叡山中には、三塔十六谷三千坊と呼ばれる200以上の堂塔があり、東塔・西塔・横川という三塔のエリアに分けられる。 東塔エリアには、国宝である、延暦寺の総本山・根本中堂のほか、文殊堂、大講堂、阿弥陀堂などがある。また、法華総持院東塔も、信長の焼打ちから約400年ぶりに再建された。 西塔エリアには、信長の焼打ち後に移築され、山内最古の建物と言われる釈迦堂や、焼打ちを逃れた唯一の建物、瑠璃堂のほか、堂行堂、法華堂、椿堂などがある。 横川エリアには、焼打ち後に雷火で焼失し、再び再建された横川中堂を中心に、元三大師堂、根本如法塔などがある。
国営飛鳥歴史公園
飛鳥歴史公園は、奈良県高市郡明日香村飛鳥にある国営公園である。 飛鳥は、592年の推古天皇の即位から、694年に持統天皇が藤原京へ遷都するまでの約100年間、都がおかれていた場所であった。明日香村は、昭和41年制定の「古都保存法」により古都に指定され、古都の歴史的風土を保存するために、建物の新築や増改築、石や土の採取、木の伐採をするときには、知事へ届け出て、工事の許可をもらわなければならないこととなった。 「古都保存法」の特例法として、明日香の自然や景観を守ることを目的として、昭和55年に「明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法」略して「明日香法」または「明日香村特別措置法」が制定されている。 このような法のもと、文化遺産と保護、活用のため、飛鳥は整備され、平成6年に全面概成に至ったのが国営飛鳥歴史公園である。祝戸地区7.4ヘクタール、石舞台地区4.5ヘクタール、甘樫丘地区25.1ヘクタール、高松塚周辺地区9.1ヘクタール、キトラ古墳周辺地区13.6ヘクタールの計59.7ヘクタールからなる。 祝戸地区内には、研修宿泊所「祝戸荘」のほか、飛鳥古京を一望できる展望台などがある。石舞台地区内には、蘇我馬子の墓と伝えられ、日本国最大の方墳である石舞台古墳のほか、石舞台古墳周辺に広がる芝生広場、多目的休憩所である「あすか風舞台」などがある。 甘樫丘地区内には、藤原京跡や、大和三山・生駒山・二上山・葛城山・金剛山系の山並みを一望できる甘樫丘展望台や、川原展望台のほか、万葉の植物園路がある。高松塚周辺地区内には、高松塚古墳がある。高松塚壁画館では、高松塚古墳から発見された石槨内部の模型と、高松塚古墳の出土品の模造品や、壁画の模写が展示されている。そのほかにも、中尾山古墳、営飛鳥歴史公園館がある。キトラ古墳周辺地区は、現在、整備中である(2008年10月)。
吉野
奈良県吉野郡吉野町は、奈良県のほぼ中央にある。吉野を含む、紀伊半島の中央山岳地帯と山間を流れる川と半島南東部の海岸は、三重・奈良・和歌山の三県にまたがって吉野熊野国立公園に指定されている。さらに、平成16年7月には、吉野山・高野山から熊野にかけての霊場と参詣道が、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録された。 この中で、吉野山は、大峰山系の北端にあり、日本屈指の桜の名勝地として知られている。吉野山の桜は、ソメイヨシノはひと握りしかなく、シロヤマザクラを中心に、約200種3万本あり、ふもとから、下千本、中千本、上千本、奥千本と順に開花する。見ごろは4月中旬から下旬で、4月10日に蔵王堂花供千本づき、4月11、12日には蔵王堂花供会式が行われる。桜のほか、5月から6月にかけて、つつじ、すずらん、あじさいが咲く、11月上旬には、全山各所で紅葉が見られる。 吉野山周辺の見どころは、駅前広場の天武天皇の歌碑、日本三大鳥居のひとつ、銅の鳥居(かねのとりい)、国宝であり修験道の総本山である金峯寺蔵王堂、後醍醐天皇・源義経・豊太閤が関係に関する品々が展示されている吉水神社などがある。この吉水神社には、秀吉が一目千本の花見をした場所があり、そのビューポイントからは、吉野山の中千本から上千本までが一望できる。このほか、静御前が法楽の舞を舞った場所と伝えられる勝手神社、吉野水分神社、金峯神社、義経隠れ塔などがある。
奈良奥山ドライブウェイ
奈良奥山ドライブウェイは、奈良市の若草山、春日山、高円山山中を走るドライブウェイである。料金所は、北側の正倉院裏と、南側の高円山麓の2ヵ所である。新若草山コース、奈良奥山コース、高円山コースの3種類のコースが楽しめる。 新若草山コースは、正倉院裏から、つづら折りに若草山山頂を目指し、若草山山頂付近の検札所で折り返す7.4キロのコースである。途中、東大寺大仏殿のいらかを遠望できるスポットがある。標高342メートルの若草山山頂は、丸い丘が三重に連なっていることから、別名三笠山とも呼ばれる。山頂からは、東大寺大仏殿や、興福寺の五重塔、谷合に千本桜を見下ろすことができる。山頂には、鶯塚古墳もある。通行料金は、510円である。 新若草山コースの検札所から先は、世界遺産春日山原始林を通り抜ける、奈良奥山コースになる。春日山は、841年に狩猟・採集が禁止となり、原生のまま貴重な常緑広葉樹が維持されたとして、明治23年に天然記念物・春日山原始林に、昭和30年には特別天然記念物に指定されている。奈良奥山コースは、この文化遺産の中に分け入ることになり、全般にわたって未舗装の地道で、新若草山コースの検札所から高円山コースの検札所まで、一方通行のコースとなっている。通行料金は、新若草山コースから奈良奥山コース、高円山コースを通じて全線13.0キロ、1,320円である。途中、うぐいすの滝や、興福寺別院歓喜天などがある。 高円山コースは、高円山麓から、高円山を超え、地獄谷付近の検札所で折り返す10.6キロのコースである。桜の時期には、各所で桜並木の中を走ることができる。中でも、料金所を過ぎてすぐの桜並木は、コース全体のなかでも一番の古木の並木である。通行料金は、610円である。

