バイクの種類その2
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ストリートファイター
ストリートファイターとは、ネイキッドバイクの中のジャンルのひとつである。「ストファイ」などと略される。ネイキッドバイクは一般的に丸形ライトと2本サスであるが、ストファイは異形ヘッドライトと1本サスの車種が多い。ネイキッドとストファイの間に明確な定義分けがされているわけではない。 過去に発表されたストファイには、600ccから1,000ccの大型車種が多い。いずれも走行性能は高く、スーパースポーツに準ずる性能を持つ。 代表車種には、まずカワサキのザンザス(XANTHUS)があげられる。ザンザスは、1992年から1995年にかけて製造されたバイクで、カワサキレーサーレプリカZXR400をベースにした398cc水冷4ストロークDOHC直列4気筒エンジンを搭載している。フォルムは、斬新なフレームレイアウトやデュアルバルブの多角ヘッドライトなどを採用していた。カワサキでは他に、Z1000やZZ750がストファイモデルといえる。 他メーカーでは、ホンダCBR400RRをデチューンしたCB-1、CB600Fホーネット(Hornet)、ヤマハでは、FZ1、FZ6、スズキでは、第35回東京モーターショーにコンセプト車として発表され、ヨーロッパ市場で市販されるB-KING、GSX400などがあげられる。
オフロード
オフロードバイクは、未舗装の道路を走るのに適しているバイクで、オフロード車、オフローダー、オフ車などと呼ばれる。オフロード車は、未舗装路を走るのに適している、というだけで、舗装路を走行してはならないというわけではない。ただ、モトクロッサーのようなオフロード専用車は、公道を走ることはできない。 オフロード車の特徴としては、シート高が高く、タイヤはブロック状の突起物があるものを装着し、車輪が大きい、ということがあげられる。フロントフェンダーはタイヤとの間が大きくとってあり、サスペンションは、凹凸の激しい路面を走行するのに耐えうるよう、大きく上下する。 2008年3月現在、発売されているオフロード車の代表車種は、ホンダでは、空冷4ストローク単気筒223ccエンジンのXR230、4ストローク223ccエンジンのFTRがある。ヤマハでは、空冷249ccエンジンのセロー(SEROW)250、水冷4ストローク単気筒250ccエンジンのWR250R、などがある。スズキのバイクでは、水冷4ストローク単気筒398ccエンジンのDR-Z400S、カワサキでは、空冷4ストローク単気筒249ccエンジンのスーパーシェルパ(SUPER SHERPA)と、水冷4ストローク単気筒249ccエンジンのKLX250が、オフロード車である。
モタード
モタード、またはスーパーモタードと言われるバイクは、オフロードバイクの中のひとつのジャンルである。通常のオフロードバイクのホイールがフロント21インチ、リヤ18インチであるのに対し、前後を17インチ化、ロード用のホイールとタイヤを装着したモデルである。 スーパーモタードは、もとはアメリカで「スーパーバイカーズ」として発祥したが、ヨーロッパに渡ってこの名前で呼ばれるようになった。オフロードマシンにロードのタイヤを履かせたモタードモデルは、ターマックと呼ばれる舗装した路面8割と、ダートと呼ばれる未舗装の路面2割を基準としておりまぜた、スーパーモタードコースを走るのに適したバイクである。 2008年3月現在発売されているモタードモデルは、ホンダでは、空冷4ストローク単気筒400ccエンジンのXR400モタード、同じく223ccのXR230モタード、100ccギアミッション付のXR100モタードがある。ヤマハでは、水冷4ストローク単気筒250ccエンジンのWR250X、空冷249ccエンジンのXT250Xなどがある。スズキでは、水冷4ストローク単気筒398ccエンジンのDR-Z400SMなどがある。カワサキでは、水冷4ストローク単気筒249ccエンジンのD-TRACKERが、オフロード車である。
ツアラー
ツアラーというバイクの種類は、クルーザーとともに、ロングツーリングなど、長距離でのバイク移動を快適にする工夫が施されているバイクのことである。この工夫とは、ライディングポジションがゆったりと取れるようになっていたり、ライダーに走行風が当たるのを防ぐためにカウルを装着するなどで、ライダーの負担を軽減させるような作りとなっている。 2008年3月現在発売されている国産車で、ツアラーに分類される代表車種は、ホンダのゴールドウイングがあげられる。ゴールドウィングは、北米の生産拠点ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャアリング(HAM)で生産されている、1,832cc水平対向6気筒エンジン を搭載した大型スポーツツアラーである。 パワーユニットは、電子制御式燃料噴射装置PGM-FIや、デュアルサイドラジエーター、メンテナンスフリーの自動調整式サイレントカムチェーンを採用している。 環境情報は、ホンダの三元触媒機構「HECS3(Honda Evolutional Catalyzing System 3)」を採用している。これに、排気ガスの再燃焼システムであるエアインジェクションとの相乗効果で、日本国内の平成19年排出ガス規制値をクリアすることに成功している。さらにヨーロッパの排出ガス規制(Euro3)の基準を2分の1レベルで達成、アメリカ・カリフォルニア大気資源局規定の2008年度排出ガス規制(Tier-2)の基準も、2分の1以下レベルで達成している。 そのほかの装備として、ベンチレーション付ウインドシールド、間欠機能付ワイパーや、ハロゲン式に比べ約2倍明るいというディスチャージヘッドライトなど、長距離での移動を快適にする工夫が随所に施されている。
トレール
トレールバイクとは、山道など未舗装路を走るための丈夫で軽量なバイクのことで、オフロードバイクと同じ意味である。トレールバイクは、パリ・ダカール・ラリーなどで脚光を浴び、注目されるようになった。近年は、オフロードバイクとしてのスタイルを守りながら、ボディ剛性を高め、スポーツモデルのエンジンを積んだオンロード重視のトレールバイクが主流である。 「トレール」という名前は、ヤマハが国産で初の公道用オフロード市販車として発表したトレール250DT-1にも用いられている。DTとはデュアルパーパス・トレール(Dualpurpose Trail)の略である。 DTが発表された1968年当時、トレールというジャンルは国内では確立されておらず、DTの開発は困難であったが、3つのポイントを重点的な開発方針として定めた。 その3つのポイントとは、 1)狭い山道を走行できるよう、車幅をできるだけスリムに 2)車重は100キロ以下に 3)エンジントルクをできるだけ大きくする というものであった。 このポイントに沿って開発されたDTは、第14回東京モーターショーで発表され、新しいジャンルのバイクとして、大いに注目を集めた。輸出用に開発されたDTであるが、国内でも相当数売れ、トレールというジャンルが確立されるに至った。DTシリーズは現在も生産されているが、日本国内では販売されていない。

