バイクの種類その5

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デュアルパーパス

デュアルパーパスとは、未舗装路を走行するためのオフロード車のうち、公道(舗装路)走行にも対応できるように作られたタイプのバイクのことをいう。 デュアルパーパスの「デュアル」は「2つ」、「パーパス」は「目的」という意味で、オンロードとオフロードの2つの目的で使えるバイクのことなのである。モトクロッサーは競技用車両であるので一般道路は走行できないが、メーカー製造過程からこれに保安部品などの装備をしたものをデュアルパーパスなどという。 代表車種は、空冷4ストロークOHC4バルブ単気筒400ccエンジン搭載で、前後17インチオンロードタイヤを装着したホンダXR400モタードや、空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒250ccエンジン搭載で、前21インチ後18インチ軽量アルミ製リム、専用タイヤを装着したヤマハのセロー250がある。 このほか、カワサキでは水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジン搭載で、エンデューロレーサーをベースにしたKLX250がデュアルパーパスの代表車種である。スズキでは、水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジン搭載のDR-Z400Sがある。

トラッカー

トラッカーとは、ダートトラックレーサースタイルのバイクのことである。ダートトラックとは、土の周回路のことで、ダートトラックレースは、このダートトラックを、リヤタイヤをスライドさせながら走る競技であり、アメリカで流行した草レースである。このダートトラックレース用バイクのスタイルの特徴は、車体が細身で、タイヤがオンロード用でもオフロード用でもない独特のパターンのものである。 代表車種は、ホンダでは、FTRがある。FTRは、空冷4ストロークOHC223cc単気筒エンジンを搭載しており、タイヤには、前・後輪とも同サイズダンロップ社製K180という、トラッカーの定番を標準装備している。デラックス、スタンダード、トリコロールという3タイプあり、このうちトリコロールは、ワイドハンドルやゼッケンプレートタイプのサイドカバーを装備しており、1980年代のアメリカで活躍したホンダのフラットトラックレーサーのイメージを受け継いでいる。 また、カワサキのD-TRACKER Xもトラッカータイプである。D-TRACKER Xは、水冷4ストローク249cc単気筒エンジンを搭載しており、前後サスペンションは専用セッティングとなっている。 このほか、生産終了となったスズキのグラストラッカーとグラストラッカービッグボーイも、トラッカータイプである。

アメリカン(クラシック)

アメリカンバイクとは、「クルーザー」とも言われるバイクの種類である。アメリカでは、広大な大陸横断を楽しむということから、クルーザーという名前となった。日本では、「クルーザー」よりも、「アメリカン」という名前の方が浸透している。 アメリカンバイクの中でも、ホースバック・ライディング・スタイルといわれる、馬乗り姿勢で乗車できるバイクを、特にクラシックという。クラシックバイクのフォルムの特徴は、ティアドロップ型といわれる涙形の燃料タンクと、低いシート位置、太めのタイヤサイズなどである。 クラシックバイクは、国内メーカーでは、1978年にヤマハから発売されたXS650 Special、1982年に同じくヤマハから発売されて1984年に車名が変更されたXV400 Virgo、1985年にホンダから発売されたNV400カスタムなどがあった。 2008年4月現在の現行モデルでは、ヤマハのドラッグスタークラシックがある。ドラッグスタークラシックには、空冷4ストロークSOHCV型2気筒1,063ccエンジン搭載のドラッグスタークラシック1100と、399ccエンジン搭載のドラッグスタークラシック400がある。ほかに、水冷4ストロークOHCV型2気筒398ccエンジン搭載のホンダシャドウ400がある。また、水冷4ストロークSOHCV型2気筒399ccエンジン搭載のスズキイントルーダークラシック400も、クラシックバイクである。カワサキでは、水冷4ストロークSOHCV型2気筒902ccエンジン搭載のバルカン900クラシックがある。

アメリカン(ドラッグ)

アメリカンバイクとは、クルーザーともいわれるバイクの種類で、低いシート位置で両足がべったりと地面に着くような感じで、手足を前方に投げ出すようなスタイルで乗るバイクのことを言う。 アメリカンバイクの中でも、加速を競うドラッグレース用に作られたバイクに似せたスタイルのバイクを特に、ドラッグスタイルという。おもなフォルムの特徴は、ロー・アンド・ロングと呼ばれる低く長い車体で、ハンドルは高めで幅広、タンクの形は、水滴を横にしたような形のティアドロップ型というスタイルのものが多い。 代表車種には、1996年にヤマハから発売されたドラッグスターがある。2008年4月現在の現行ドラッグスターは、空冷4ストロークSOHCV型2気筒248ccエンジン搭載、全長2メートル32センチ、シート高67センチのドラッグスター250、399ccエンジン搭載、全長2メートル34センチ、シート高66センチのドラッグスター400、1063ccエンジン搭載、全長2メートル40.5センチ、シート高69センチのドラッグスター1100がある。 ホンダでは、水冷4ストロークOHCV型2気筒398ccエンジン搭載、全長2メートル31センチ、シート高64.5センチのシャドウスラッシャーがある。 カワサキのバイクでは、水冷4ストロークSOHCV型2気筒エンジン搭載で、全長2メートル40.5センチ、シート高68.5センチのバルカン900カスタムがある。

ビジネスタイプ

ビジネスバイクとは、ビジバイなどと省略されて呼ばれることのあるバイクの種類である。商用の荷物の運搬に適していて、飲食店の出前や新聞配達、郵便配達など営業用車両に使われることが多いのでこの名がついている。 おもな特徴は、自動遠心クラッチを採用しており、左手のクラッチ操作が不要であるということと、キャリアと呼ばれる荷台が装備されているなど、実用性が重視されていることである。 ビジネスタイプの元祖ともいうべき車種は、ホンダのスーパーカブで、1958年に初登場して依頼、世界生産累計では5000万台以上となっている。スーパーカブは、空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを搭載しており、タイヤはタフアップチューブの採用で、パンク防止力に貢献している。 ヤマハのビジネスバイクは、2ストロークエンジンのメイトと、4ストロークエンジンのタウンメイトだが、現在は生産を終了しており、ヤマハモーター台湾で日本向け仕様として生産されている、ギアに統合されている。 スズキのビジネスバイクは、バーディーである。バーディー90とバーディー50の2種類あり、バーディー50にはさらに、セル付きモデルや、リヤキャリアとフロントキャリアを標準装備した新聞バーディーがある。